日本の世界遺産の楽しみ方へようこそ
日本の世界遺産は2013年6月に登録をされた富士山を含めて、全部で17件現在ユネスコの世界遺産に登録をされています。
狭い国土でありながらも、古くから高い技術力を持っていたことを再確認できる文化遺産13件、特有の気候や地殻、気象条件などによって個性ある自然美を堪能できる自然遺産は4件登録をされています。
自然遺産を見てみると、知床半島にある多種多様な動植物の宝庫を持つ知床、世界最大級のブナの原生林を持つ白神山地、亜熱帯と亜寒帯の気候を持ち屋久杉で有名な屋久島、東京から南へ1000キロにある東洋のガラパゴスの異名をもつ小笠原諸島があります。
文化遺産では浄土世界への平和を追求した平泉、江戸時代の豪華絢爛で精巧な建築物である日光の社寺、茅葺屋根が特徴的な日本の原風景を残す白川郷合掌造りの集落、19世紀の日本の中心として栄えた古都京都の文化遺産、奈良時代の貴重な文化を後世に伝える古都奈良の文化遺産、飛鳥時代の貴重な文化を伝える法隆寺地域の仏教建造物、3つの霊場と参詣道を誇る紀伊山地の霊場と参詣道、白鷺宮の異名を持つ姫路城、かつて日本最大の銀山として栄えた石見銀山、平和への願いのシンボル原爆ドーム、宮島の佇む平安時代の文化を伝える厳島神社、琉球王国時代の名残を伝える琉球王国のグスク及び関連遺産群が文化遺産として登録をされています。
それぞれの時代的背景と強く結びつきながら、時代が変われども変わらぬ普遍的価値のある自然遺産と文化遺産は私たち日本人の誇るべき財産であるに違いありません。同じ世界遺産でも見方を変えると見えてくるものが異なったり、感じるものが異なったりすることもまた世界遺産の魅力といえるでしょう。このサイトでは様々な角度から日本の世界遺産を考察して、新しい魅力に迫ってみたいと思います。行ったことのある場所も、そうでない場所も、きっと新しい世界が広がるに違いありません。
文化遺産
登録名 | 登録年 |
法隆寺地域の仏教建造物 | 1993年12月 |
姫路城 | 1993年12月 |
古都京都の文化財 | 1994年12月 |
白川郷・五箇山の合掌造り集落 | 1995年12月 |
原爆ドーム | 1996年12月 |
厳島神社 | 1996年12月 |
古都奈良の文化財 | 1998年12月 |
日光の社寺 | 1999年12月 |
琉球王国のグスク及び関連遺産群 | 2000年12月 |
紀伊山地の霊場と参詣道 | 2004年07月 |
石見銀山遺跡とその文化的景観 | 2007年06月 |
平泉 ―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群― | 2011年06月 |
富士山 ―信仰の対象と芸術の源泉― | 2013年06月 |