世界遺産・石見銀山にある温泉地
旅行滞在中の観光の後の楽しみといったら、やはり温泉でのんびり過ごすことですよね。
今回は世界遺産・石見銀山にある温泉地についてご案内をしていきたいと思います。
世界遺産の石見銀山にある温泉地は薬師湯温泉といわれ、その古くからの温泉は多くの人達に癒しを与えてきました。
そんな世界遺産の温泉地、温泉津温泉(ゆのおつおんせん)についてご案内をしていきたいと思います。
全国ではじめて国の重要伝統的建築物群に指定をされた温泉地
石見銀山のある世界遺産の温泉地・温泉津温泉は温泉地としては、全国ではじめて国の重要伝統的建築物群に指定されました。
港町でもある温泉津温泉は「石見銀山遺跡とその文化的景観」の一部として世界遺産に登録されています。
温泉津温泉の泉質とは・・・
温度は46度〜50度と比較的高めの温泉となっており、とても面白いことに湧き出るときには透明な色をしているももの、実際に温泉として親しまれているお風呂では淡茶褐色となっています。
また温泉の効能である、湯治や疲れなどを癒してくれることはさることながら原爆症に対する効能も報告されており、ここの泉質の高さが伺えます。
そして温泉津温泉でも別々の泉質をもつ「元湯泉薬湯」と「薬師湯」の2軒の温泉があります。
薬師湯とは・・・
世界遺産の町に佇む温泉津温泉の中の薬師湯は、日本温泉協会の天然温泉で最高峰の「オール5」の評価を受けました。
山陰地方でオール5の評価を受けたのはここ薬師湯だけというから驚きです。
地下2〜3mからの自然湧出で、源泉の温度は約46度と少々高めです。
そして100%源泉かけ流しの温泉は、どこか懐かしく、のんびりとした至福の時間を味わうことができます。
日本の守りたい古きよき温泉の原点がここ薬師湯にはあるのです。
温泉津温泉の街並みも楽しもう!
ここ薬師湯からの眺めはとても細い路地に、家々が点在しており独特の瓦屋根が、重なりあうように敷き詰められている光景です。
太陽の光が差し込むと赤く染まり、ここは島島根のフィレンツェともよばれているのだとか。
そして薬師湯の建物は大正初期のもので、懐かしさと趣き、そして時代を生き延びてきたどこか重厚感さえもが宿る建物です。
どこかタイムスリップしたかのような、変わりゆく時代の中で、後世に残したい日本の原風景が確かにあるのです。
世界遺産・石見銀山の観光に疲れた身体を芯から温めてくれる、おもてなしが確かにここ温泉津温泉にはあるのです。