フェリーでしかアクセスができない小笠原諸島
世界遺産に登録をされた小笠原諸島へ、話題に場所にぜひ足を運びたいと思っている方も多いと思いますが、実はここにはフェリーでしかアクセスができないのです。
確かに飛行機がないなんて不便だなと思われる方も多いと思います。
しかしながらこのアクセスのしにくさも、世界遺産を守っていく上で観光地化されすぎてしまうことをおさえ、本来の小笠原諸島としての姿を保っていくことだって、実はとても大切なことなのかもしれません。
小笠原諸島へのフェリーにはどんな種類があるのか・・・
東京から南に1000kmも離れていますが、現在定期船フェリーとして親しまれているのが、「おがさわら丸」です。
そして近年のクルーズブームの影響を受けて、フェリーよりもよりエレガントに旅行気分を味わいたいという方にはクルーズもおススメです。
観光シーズンにツアーが組まれる主なものには、「にっぽん丸」や「ぱしふぃっくびいなす」などがあります。
定期船フェリー『おがさわら丸』とは・・・
実は運行本数はなんと週一便というかなりの少ない本数で、1997年から就航しており、東京と父島を結んでいます。
片道約1,000kmを25時間30分で運行しており、丸1日以上もかかります。
飛行機はないため、小笠原諸島へ旅行へ行きたい方は必然的にフェリーしか選択はありません。
それでも同じ東京とはいえ、小笠原諸島が近づくにつれてコバルトブルーの海が一面に見えてくる光景は、長旅の疲れが一気に吹き飛ぶ瞬間でもあります。
フェリーに乗る前に準備をしたいものとは・・・
約25時間もの間フェリーに乗るのはほとんどの方がはじめてでしょう。
快適な時間を過ごすためにもまず船に自信のある方でもぜひ酔い止めを持っていくことをおススメします。
長いフェリーの後悔の間には予期せぬ揺れも時には起こりうることなのです。
またできるだけ締め付けない服装も重要です。
フェリーの中では快適に過ごし、自分のお家にいるようなリラックスした気分もまた快適な時間を過ごすコツともいえるでしょう。
またフェリーの中には熱湯などが用意されているので、インスタントの飲み物やカップ麺なども持ち込みも可能です。
レストランや売店などもありますが、フェリーの船酔いが気になる方などは自分の好みのものを持ち込むのもよいでしょう。
フェリーの中にはシャワールームなどもあるので、潮風などにあたりやすい船旅でも快適に過ごすことができます。
ぜひ長いフェリーの旅が快適になるためにも自分自身で色々と工夫をしてみてくださいね。
楽しくフェリーの中での過ごすことが、きっと小笠原諸島に到着してからもまた楽しい時間を促してくれることでしょう。