白神山地のマザーツリーへのアクセスとは・・・
白神山地のブナの林には、実は樹齢400年を超すともいわれているマザーツリーとよばれる巨木があります。
その歴史を見守ってきた力強さが宿っている力強い木は、白神山地を訪れたらぜひ足を運びたい場所でもあります。
今回はそんなマザーツリーについて考えてみたいと思います。
白神山地のマザーツリーへのアクセスとは、白神山地暗門の滝の玄関口「アクアグリーンビレッジANMON」から白神ラインを車で20分ほどダートを走った津軽峠に位置をしています。
尚、白神ラインは県道ですが、実は少しこの道は運転しにくいことで知られており、時には砂利道であったり、あまり舗装されていない道路なのです。
まさに白神山地の山道といったところですが、ぜひこのあたりはゆっくりと運転をすることをおススメします。
そしてようやく津軽峠に到着すればマザーツリーはもうすぐの距離にあります。
自然観察歩道に入って徒歩5分のところに位置をしており、初心者でも比較的アクセスがしやすいこともその魅力の一つでもあります。
白神山地のマザーツリーはなぜ注目をされているか。
実はそれは白神山地の中でもその巨木にその所以があります。
マザーツリーの大きさは、推定樹齢400年、幹周り465cm、直径148cm、樹高30mとその偉大なる大きさは、訪れる者を魅了し、生命力をいただけそうなパワーが宿っている木でもあるのです。
マザーツリーを堪能して
マザーツリーをよく観察をしてみると、ブナの木の根が傷まないように木製の棚がしっかりと固定をされていて、その棚から木に近づけるように工夫がされていました。
地元の人達によってしっかりと守られている工夫を感じます。
近づいて木をみてみると、コブのようにゴツゴツとしたものが見受けられました。
これはマザーツリーが病気と闘った痕だそうですが、確かに400年もの長い間生き抜いていれば、木にも時に病に侵されることもあるに違いありません。
それでも生き延びている木に何か人の人生と重なる部分があって、なんだかとても感動的な気持ちになってきます。
そしてじっと観察をしていると『マザーツリー』といわれるその所以が何となくわかってくるような気持ちになります。
地元の人たちによって『母なる木』とよばれているのも、この太い幹に身体を巻き付けてみると、きっとその所以がわかると思うので、訪れたら試してみることをおススメします。
長い間歴史を生き延びてきた、その深い優しさに包みこまれるような感覚が身体の中を駆け巡っていきます。
ぜひその母なる優しさを身体とココロで感じてみてくださいね。