プユニ岬のその由来とは・・・
世界遺産・知床にあるその名前もユニークなプユニ岬とよばれている場所があります。
ここは国道344号線をウトロから車を走らせ、知床峠の近くに大きな断崖が見えてきます。
プユニとはアイヌ語で穴のある場所という意味を表し、このあたりにはオシンコシンの滝など、アイヌ語がかかわる地名が色濃く残されており、アイヌと知床の関わりが名称から伺えます。
プユニ岬の楽しみ方
ここには特別に標識などがあるわけでもなく、実際はプユニ岬に向かう途中から眼下に知床の絶景をみることができます。
プユニ岬からは、曲線美を堪能できるウトロ海岸やウトロ港、またオロンコ岩とよばれる巨大な岩をもみることができます。
このオロンコ岩とは高さは約60メートルもあり、先住民族「オロッコ族」あるいは「そこに座っている岩」を意味するアイヌ語が由来とされています。
またお天気に恵まれれば、オホーツク海の海岸線とその向こうに阿寒国立公園の山々まで見渡すことができます。
オホーツク海に流氷がピークを迎えるのは、1月中旬から下旬頃であり、その後1月下旬から2月上旬頃にかけて接岸してきます。
ここ知床のオホーツク海では、一番最初の頃に流氷を見ることができるポイントでもあるので、北海道の大自然を先取りできる醍醐味がある場所でもあります。
プユニ岬は知床屈指の夕陽の名所でもある!
またプユニ岬からみる夕陽は絶景そのものでもあります。
ここはオホーツク海、知床のウトロ海岸やウトロ港などの人々の生活の拠点、流氷などの知床の魅力がぎっしりとつまったまさに絶景スポットです。
そのことからもここは知床八景にも選定されています。
またプユニ岬の背後を見渡せば知床連山が連なっていて、知床の緑豊かな自然がここにはたくさん残されているのです。
知床連山とは知床半島の細長い半島に火山でできた山々のことをさし知床連山の主峰の羅臼岳は標高1661メートルで日本百名山にも数えられています。
頂上付近には花畑もあり、天然記念物のなども多く生息しています。
プユニ岬は見晴橋よりもっと先にある・・・
実際のプユニ岬は実は夕陽などが望める場所より更に北に700メートルも先にいって場所になります。
しかしながら途中までしか道がないので行くことができないため、この見晴橋に標識が作られています。
尚、見晴橋には駐車場がないため、自転車でアクセスをするか、もしくはお車の場合は旧道があるのでここに駐車するじっくりと散策ができますよ。
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