姫路城とは・・・
兵庫県の姫路にある、姫路城は1993年に奈良の法隆寺とともに、日本で初の世界文化遺産に登録されました。
別名『天空の白鷺宮』という異名をもち、その美しいお城は見どころが満載のお城なのです。
姫路城が世界遺産に登録された理由とは・・・
では一体なぜ日本に数多くあるお城の中で姫路城が選ばれたのでしょうか。
それは、美的技術力が我が国の最高峰に位置付される世界の中でも類をみない優れた建築物であること、また天守閣を中心に、画期的な防衛の工夫がなされ、17世紀初頭の日本を象徴するする城郭建築であることが評価されています。
登録資産の107ヘクタールと、その周辺の地域250ヘクタールが世界遺産として登録がさせています。
姫路城の異名といわれとは・・・
また注目したいのが、なぜ『天空の白鷺宮』とよばれるようになったのでしょうか。
それは色々な説があります。
実は岡山城は黒い天守閣を持つことから、別名「鳥城(うじょう)」とも呼ばれ、岡山に比較的近い姫路ではその対比から、白い漆喰ででてきていることから『天空の白鷺宮』とよばれるようになったという説があります。
またお城が建築された場所は姫丘とよばれる地域でしたが、姫山は桜の名所としても親しまれていたことから、『桜木山』、ともよばれており、それが転じて「鷺山」とも言われるようになったという説もあります。
またこの周辺ではゴイサギなど白鷺などの鳥が多く住んでいたからなどの理由もあげられます。
姫路城の知られざる異名とそのいわれの深い歴史
実は姫路城は『天空の白鷺宮』とはご存じの方も多いと思いますが。
実はまだいくつかの別名を持っているのです。例えば『不戦の城』の異名をももっています。
これは、実は姫路城はこれまで大きな3つの驚異がありました。
1つ目は江戸時代には幾度となく訪れた天災などから一度も被害を受けることがなかったこと、2つ目は明治時代において戊辰戦争や、西南戦争などからも逃れたこと、そして最後に第二次世界大戦時の空襲被害からも逃れたことがその所以です。
築城されてから一度も広大な被害を被ることがなかったまさに『不戦の城』なのです。
ここはまさに幸運な場所なのかもしれませんね。また羽柴秀吉、のちの豊臣秀吉が居住したことから『出世の城』ともいわれました。
著名人もゆかりのある姫路城
姫路城にはそのさまざまな異名からにも象徴されているように、高い技術力の象徴でもある白い漆喰でできたお城、様々な天災や大火からも逃れた不戦のお城、歴史的な著名人が居住した出世の城など様々な顔がこの姫路城には隠されているのです。
そんな歴史的は拝啓を知っていると一歩掘り下げて観光を楽しむことができそうですよね。
実は姫路城は桜の名所としても知られています。春の訪れをぜひ感じに訪れてみてくださいね。