太古の記憶が眠る屋久島の魅力とは・・・
鹿児島県にある屋久島は日本ではじめて世界遺産に登録された自然遺産です。
そんな秘境の島、屋久島で一番の人気コースでもある縄文杉のトレッキングについてご紹介していきたいと思います。
往復約8時間のトレッキングととてもハードな道のりですが、縄文杉に出会えたときの感動と、太古の鼓動が聞こえてきそうなほどの迫力は、まさに屋久島の魅力の集大成といえるでしょう。
屋久島の初心者の方におススメなのは・・・
屋久島の魅力をききながらじっくり楽しみたい方には、ガイド付きツアーもおススメです。
また服装は変わりやすい山の天気だからこそ、出発するときはどんなに天気がよくても雨具は必須アイテムです。
万が一に備えて、お水や食料、ヘッドライトは必ず持っていくようにしましょう。
屋久島は雨量の多い場所としても知られているため、山道の地盤が緩くなっていることもよくあるので、必ず登山靴を履くことをお勧めします。
屋久島のシンボル、トロッコ道を堪能しよう!
登山口から縄文杉までの道のりのうち、半分以上がトロッコ道です。どこかレトロな雰囲気を残しながら、周囲の緑、新鮮な空気がとても心地がよいものです。
このトロッコ道は大正12年に開通し、昭和44年に運行を終了しているのだとか。
屋久杉を伐採するために利用されていたそうなのですが、今ではトイレの維持に必要な物資や屋久杉の土埋木などの運搬に利用されています。
あまり通る頻度は多くないため、トロッコ列車に遭遇できたらラッキーかもしれません。
トロッコ道は何度か橋の上を通っているため、高い場所にある橋からは、屋久島の壮大な景色を楽しむことができます。
橋の下を通る透き通った川のせせらぎはとても癒される場所でもあります。
縄文杉が近づいてくると、屋久島全体を見渡せる景色が少なくなってしまうので、屋久島全体の写真を撮りたい方は前半のトロッコ道がお勧めです。
いよいよ屋久島の森の中へ。厳しい道のりがはじまります。
トロッコ道が終わると縄文杉まではアップダウンの激しい山道がはじまります。
ここから縄文杉まではお手洗いがないので、この山道との分岐点ですませておくようにしましょう。
山道はハードな部分もありますが、苔のグリーンと、太陽の光が交差するととても神秘的な光景が繰り広げられていて、屋久島の魅力がどんどん増してくる感動的な時間でもあります。
2時間ほど登って、そろそろ体力の限界に近づいてきたころ、突然ほかの屋久杉とは比べものならないほどの壮大なスケールの縄文杉が見えてきました。
そうここが屋久島のハイライト、縄文杉に到着です。
縄文杉の迫力とその魅力は感動的な光景です。
縄文杉は樹齢が約7200年と言われ、縄文時代からの現代まで生き延びてきたという観点から、縄文杉といわれるようになりました。
そのあまりの大きさに普通のカメラでは収めきれないほどの壮大なスケールと、ゴツゴツとコブのある幹と、その古めかしい茶色が時代の流れの奥深さを感じさせます。
幾多の試練と時代を乗り越え、畏怖堂々と聳え立つ世界遺産、縄文杉。
時代の推移を見守ってきたその力強い縄文杉を、後世へ守っていくのもまた私たちの使命であることを心に刻む一日ともなったのでした。
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