屋久島にある三代杉のおススメ・・・
屋久島の縄文杉へのトレッキングは往復で約10時間ととてもハードなトレッキングであり、それなりに体力に自身がないとなかなか難しいかもしれません。
今回は縄文杉には少し難しいと思っている方におススメなのが、三代杉へのトレッキングをです。
今回はそんな三代杉の楽しみ方についてご案内をしていきたいと思います。
ガイド付きではなくても行けるアクセスができる三代杉
縄文杉までの道のりの中で。実は半分はトロッコ道とよばれる比較的平坦な道を歩いていきます。
残りの半分は山道で、ガイドなしの場合には迷うことがないように木に赤いテープが張ってあるので、それを目印にトレッキングをしていきます。
とはいえやはり山道は一人ではなかなか不安が多いものですが、三代杉はトロッコ道の途中にあるため、迷うこともなくガイド付きではなくてもアクセスすることができます。
往復で4時間もあれば三代杉を楽しむことができるので、初心者の方でも安心です。
荒川登山口からはトロッコ道に沿うようにまっすぐに歩いていきます。
はじめの方は景色の変化も様々で、まだ山と人里が近い感じがするのですが、トロッコ道を歩き進めていくにつれてだんだんと森の中に入っていく感覚がわかります。
はじめの方では川のせせらぎや、屋久島の山深く標高が高いところからの眺めも楽しむことができます。
そしてだんだんと苔むす森の中へ入っていき、トロッコ道の途中に三代杉が見えてくるのです。
三代杉とは・・・
三代杉に到着をすると、やはり外国人の観光客も多いのか看板には『third generation cedar』とかかれていました。
一代目は約1200年前に倒れ、倒木更新した二代目が約1000年で伐採され、その上に切り株更新した三代目の樹齢が350年といわれています。
二代目の切り株の上に成長したスギであり、現在も生きています。
実は親子三代に渡って数千年の命をとりつないでいる非常に珍しい杉として知られ、そこを通る観光客は必ずといっていいほどに足を止めていました。
親子三代の樹齢を合わせると3000年以上ともいうから驚きです。
三代杉が雨が多く湿気の多い森の中でこれだけ長い間生きていられるのかといえば、屋久杉が、一般の杉よりも10倍も樹脂があるとされているからです。
樹脂には菌を守る働きがあり、腐ることから守ってくれるのです。
自然の中で自然に生き延びる術を知っている屋久島の杉には、その奥深さには改めて感銘を受けることは間違いないでしょう。
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