白川郷に佇む霊峰とは・・・
白川郷を訪れるとその茅葺屋根の美しい自然はもちろんですが、その雄大な景色にもまた心を奪われます。
白川郷を全体的に見渡してみると、確かに山の合間に村があってそこに人々が暮らしている確かな生活の拠点があると思うととても感動的で、感慨深い気持ちになるものです。
今回はそんな白川郷に自然の中でも一際印象的な白山について考えてみたいと思います。
まず白川郷を訪れるとたくさんの山々に囲まれていることに気付かれる方も多いでしょう。
その中でも注目したいのが白山です。
白川郷から石川県白山市を結ぶ山岳有料道路である白山スーパー林道の最高地点の三方岩駐車場があります。
そこから約一時間ほど登った先からは、登った山頂からは白山・立山・穂高の各連峰を望むことができます。
白山は富士山、立山と並んで日本三霊山のひとつに数えられる名山なのです。
白山の光景とは・・・
白山は白山国立公園内の岐阜県大野郡白川村と石川県白山市にまたがる、標高2702メートルの山で、古くから「しらやま」「越のしらね」と呼ばれて信仰の対象として親しまれています。
山頂部には、翠ヶ池をはじめとする7つの火口湖や弥陀ヶ原などがあり、高山植物がたくさん登山者からはそのお花畑がとても人気の場所となっています。
霊峰といわれながらもその美しい光景を目にするとどこか女性的で、そして白川郷の歴史的変遷を見守ってきた強さがどこかうかがえる光景です。
白山総本社の白山奥宮にも行こう!
白山最高峰の御前峰の頂上にまつられ、全国3000ある白山神社の総本社として崇められている社です。
飛騨地方にも白山神社は多く、遠く白山を遥拝できる場所にあります。
また霊峰に佇む社であることから、御前峰、大汝峰、別山にはそれぞれ社があり、この三つの山を回ってはじめて白山に登ったという人もいるのだとか。
実は開山当時は、天台宗の霊場として栄え多くの参拝客を集めていました。
江戸時代には「上り千人、下り千人」と称されるほど多くの登拝者で賑わっていたといわれています。
またなんといっても高い場所にあることからその景色もまた絶景で、天気がよければ遠くアルプスの山々をも見ることができます。
白川郷を訪れたら、ぜひそれを見守ってきた白山にも目を向けて足を運んでみてくださいね。
きっと白川郷の大自然をまた違った角度から再認識でき、その魅力を知ることができるでしょう。
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