白川郷のどこか懐かしい世界へ誘いをみせる橋へ・・・
白川郷へアクセスをすると国道の156号線にある『せせらぎ公園小呂駐車場』があります。
ここに車を止めて白川郷をゆっくり散策するのがおススメです。
駐車料金は一律500円ですが、ここからゆっくりと歩いて合掌集落を散策すれば、白川郷に住むひとたちの生活と白川郷の歴史をゆっくりと知ることができます。
『であい橋』とは・・・
駐車場からは 『であい橋』を渡ると白川郷の合掌集落とつながっています。
観光客はこのであい橋を渡って白川郷の集落へアクセスができます。
まさに現代社会からタイプスリップする架け橋のような役割を果たしているような気がするから不思議なものです。
どこか懐かしい世界に誘いを受けたような、日本の原風景が白川郷には残されているのです。
であい橋は全長107m、床版が宙に浮いている部分の長さ実測100mとされ1993年に完成しました。
幅は両端は4メートルありますが、橋の中央部は1.5メートルあります。
観光客が多いときの混雑の整備のためなのか左側通行の看板がありました。
『であい橋』の創意工夫とは・・・
橋が架かっているのは庄川ですが、よくみると少し白い色をしており、これが白川郷の由来とも言われています。
かつての呼び名は「雄神川」とよばれていたが、河川そのものが「雄神の庄の川」と呼ばれ、「庄川」という名前になりました。
通常は川を横断する橋は中央部分を一番高くして、両端へ下っていく設計となっているのですが、であい橋の場合はそれが逆になっています。
これは吊床板形式であり、両岸からPCケーブルを引っ張って橋を固定しているので中央付近は吊り下がった状態となり、橋がゆるやかなUの字を描いているのです。
このデザインはとても斬新で、土木学会デザイン賞2003受賞にも選ばれています。
『であい橋』を渡って・・・
であい橋を渡れば、今とレトロな世界を結ぶ橋、そして庄川、山深い景色そのすべてを堪能することができます。
銀世界に色づいた白川郷の集落はノスタルジックで、この橋の名前の意味がわかるものです。
そしてどこかこの斬新なデザインも自然と白川郷の世界の中に溶け込み、その主張しすぎない橋がどこか自然と馴染んでいるのもこの橋の魅力ともいえます。
庄川の河川敷にもアクセスができるので、時間のある方はこのどこか白濁とした川近くで観察することもおススメです。
橋を下から眺めればまたこのであい橋の魅力が再発見できそうです。
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