太古の昔から崇拝をされてきた厳島神社
世界遺産の厳島神社にある本殿はまさに、宮島のハイライトともいうべき場所です。
今回はそんな厳島神社の本殿について考えてみたいと思います。
厳島神社の本殿は太古の昔は、この島自体が聖域とされていたこともあり、身体を清めたて入ったといわれるほど、この場所は太古の昔から崇拝をされていた場所であることがわかります。
ここ厳島神社がある宮島の周辺にはたくさんの島々があり、海上の交通が盛んであったであろうその平安時代にもここはきっと特別な島であり、祈りを捧げに立ち寄った場所なのであるのかもしれません。
厳島神社の本殿
この厳島神社の本殿は、祓殿、拝殿、弊殿、本殿と連なる複合社殿です。
左右の回廊が横に長く広がっており、低く造られている屋根が水平方向に延びていることが、この本殿は広く見えるよう工夫がされていることがわかります。
潮が引いているときに大鳥居のあたりから全体をよく見渡すとその本殿の特徴がよくわかります。
本殿を大鳥居から見る醍醐味もここ厳島神社ならではの魅力でもあります。
本殿の歴史とは・・・
当時宮島の有力な豪族としての地位を確立していた佐伯鞍職が、593年市杵嶋姫命からその使命を託されたことをきっかけとして、厳島神社を創建したのが始まりとされています。
811年のはじめのころは、延喜式神名帳には伊都伎嶋神社として掲載されていたことが確認されています。
現在のように海に浮かぶ本殿ができたのは、1168年に平清盛により造営されたことがはじまりとされ、現在の本殿は1571年、毛利元就によって改築されたものです。
この厳島神社の本殿には、市杵島姫、湍津姫、田心姫の宗像三女神が祭られています。
日本全国に約500社ある厳島神社の総本社として、現在はパワースポットとしても若い人達にも人気の場所となっています。
本殿の楽しみ方
厳島神社の本殿の楽しみ方はなんといっても、その豪華絢爛に造られた華麗な造りと、そして眩いほどに輝く本殿の朱色がとても印象的です。
ヒノキの皮葺屋根が印象的は寝殿造りは潮が満ちているときには、水面に美しくその本殿を反射させていて、水のある景色ともに楽しむことができます。
そして潮が引いたときには、大鳥居からドーンと構える本殿の力強さを見ることができます。
夜はライトアップされると、またエキゾチックな顔をみせてくれ、平安時代にタイムスリップできるような気持ちになります。
厳島神社を訪れたら是非日中とそしてライトアップされる夜の二つの光景を楽しんでみれば、きっと厳島神社がより印象的なものになるに違いありません。
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