人気の観光地である『日光東照宮』とは・・・
栃木県にある『日光東照宮』は、海外からの観光客にも人気の観光地として知られています。
『日光東照宮』は、日光社寺の一つとして、平成11年12月「世界文化遺産」に登録され、現在、本殿、拝殿、陽明門など8棟が国宝、34棟が重要文化財に指定されています。
東武日光駅からは日光東照宮までは徒歩のルートがおススメ
東武日光駅から日光東照宮までは徒歩20分ほどで、バスも頻繁に出ていますが、歩いた方が日光の魅力を感じることができます。
お土産店だけではなく、日光の屈指のおいしいベーカリーとして知られている金谷ベーカリーや、毎日売り切れるほど人気の羊羹のお店「ひしや」など、日光のグルメを堪能して、小腹を満たしながら散策するにはおススメのルートです。
東武日光駅からほぼ一本道なので迷うこともないので、はじめて日光を訪れる方でも安心です。
絶対見たい!日光東照宮のハイライト〜見ざる・言わざる・聞かざる〜
日光東照宮で有名なのは「見ざる・言わざる・聞かざる」で知られている猿が彫刻されている神厩舎ですよね。
なぜこの厩にかの有名な猿が彫刻されているのかについてあまり知られていないと思いますが、実は猿は馬の病気を治し、馬の守り神とされているといういい伝えがあるのだとか。
猿と馬、一見なんの結びつきがないように思えますが、こんな接点があったのですね。
猿の彫刻には子供が素直に育って欲しいという願いが込められているそうで、彫刻に思いを込めた江戸時代の大工の心には何か感動するものがあります。
江戸時代の誇るべき技術が刻まれた陽明門
そして日光東照宮のハイライトでもあり、必ず見たいのが陽明門です。
江戸初期の装飾技術の高さと、鮮やかな色使いには日本人の誇るべき細やかさが刻まれている気がします。
そしてこの門には実は2つの異名があるのをご存知でしょうか。
あまりの結構善美を尽くした門で一日中みていても、見飽きないことから『日暮門』の異名と、さらには12本の白色の円柱をもつため『十二脚門』ともいわれています。
言われの意味を理解しながらみると、もう一歩掘り下げて観光することができるので、日光東照宮の奥深い魅力を再認識できます。
ミステリアス!陽明門の謎と込められた想いとは・・・
さらに日光東照宮の奥深さを感じずにはいられないのが、陽明門の文様です。
これは12本の「グリ紋」と呼ばれる渦巻き文様が彫られた白い柱で支えられているのですが、実はこの中に一本だけ渦巻き模様が逆になっている柱があるのです。
なぜ一つだけ渦巻きが逆になっているのかについては諸説ありますが、『完成した建物はいつかは崩壊するので、完成した瞬間から崩壊がはじまる』という言い伝えや、さらに一つだけ模様を逆にすることで『これは完璧な建物ではないこと』を象徴し、魔除けの役割も果たしているのだとか。
また『江戸幕府もこの崩壊しない陽明門のように末永くも繁栄しますように』をいう長いが込められているなどの説もあります。
色鮮やかで美しい陽明門はその外観の美しさだけではなく、そこに込められた深い意味をまた後世に残していると思うと、日光東照宮の奥深さには感慨深いものがあります。
陽明門に足を運んだ際にはぜひ渦巻き模様が逆さになっている柱を見つけてみてくださいね。
洞察力が問われるからこそ、日光東照宮の魅力を何倍も楽しむことができそうです!
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