二荒山神社とは・・・
神のいる山として崇拝された神社が日光にあります。それは『二荒山神社』といい男体山を御神体山と女峰山の神をまつる奈良時代に奉祀されたお社のことをさします。国宝,重要文化財の寺宝は中宮祠宝物館に展示されており、ぜひ日光東照宮と一緒に観光することをおススメします。
実は男体山はもともと二荒山とよばれていたのですが、『二荒』を音読みして『日光(ニッコウ)』となったものがそのはじまりとされています。今回はそんな二荒山神社についてご案内をしていきたいと思います。
二荒山神社の歴史とは・・・
二荒山神社の歴史を考える上で、私たちの古来からの信仰である山岳信仰とを切り離して考えることはできないほど、その歴史を紐解いてみると深く結びついていることが伺えます。古来より山の噴火や、雨や雷などのその全ての自然現象に神が宿っていると考えられていました。そのためそのような自然に対して恐れ、尊敬の念をいただいていました。これがいわゆる山岳信仰です。そして関東平野に佇む男体山も、神が住む山として山岳信仰の対象となっていました。
1200年前の奈良時代に、この二荒山にただならぬ霊気を感じた日光開山の祖である勝道上人が、四本竜寺を建立し790年に本宮神社をたてたことが二荒山神社のはじまりとされています。そして勝道上人は自らも修行のために二荒山に足を運んで、山頂に祠をたてたといわれこれが二荒山神社の奥宮として鎮座しています。
二荒山神社の役割とは
二荒山神社は鎌倉時代から関東の守り神として、幕府や豪族などからも信仰を集めてきた神社であります。ここ二荒山神社の主祭神は招福や縁結びの神様、大己貴命(おおなむちのみこと)がまつられており、現在では縁結びのご利益でも人気の社ですそのため現在では縁結びやパワースポットとしても若者の間で人気の神社となっています。
二荒山神社の中にある木や霊水なども実は今ひそかな人気を集めています。恒霊山中の洞窟から湧き出る眼疾に霊験ありの「薬師の霊水」と滝尾神社の霊水「酒の泉」を引いた霊泉があり、ぜひその清らかな水を確かめてみてください。また二荒山神社には縁結びの笹とよばれる場所があり、この笹に願いを込めると男女の良縁などの成就があるのだとか。たくさんの笹が結ばれており、たくさんの心願成就がここにあることが伺えます。ぜひ日光を訪れたらここ二荒山神社に足を運んで、たくさんのパワーとそして日光の神秘的な空気を味わってみてくださいね!
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