日光・二荒山神社とは・・・
二荒山神社は782年に勝道上人が創建した神社で、二荒山とは男体山のことを指します。
男体山とは海抜2,486mの山であり、二荒山神社の御神体でもあります。
山がご神体とは崇められていることは、日本の古くからの山岳信仰が確かにそこに根付いていることを象徴します。
のちの江戸時代に東照宮ができるまでは、かつては日光の信仰の中心だった神社です。
これは少し意外と思われる方も多いかもしれませんが、今は主流になった東照宮よりも二荒山神社の方がその歴史は古いから驚きです。
二荒山神社の水に注目しよう!
実はこの二荒山神社の中にパワースポットとしても注目を浴びているところがあります。
周囲の森林の中にひっそりとたたずむきれいな水が湧き出る泉があり、その名前も二荒霊泉です。
霊峰二荒山(男体山)をはじめ、日光山八峰の奉拝に起因する当社の境内には、古くから二つの霊水が湧出しています。
その一つは老杉に囲まれた本社背後の恒霊山中の洞窟から、流れでる『薬師の霊水』とよばれ、眼病に効果があると伝えられている水で、若返りにも効果があるのだとか。
泉の水を飲むことで、身体の中が浄化され、知恵もついて若返るという意味なのです。
もう一つは恒霊山につづく別宮滝尾社の清流天狗沢のほとりに湧く「酒の泉」とよばれるので、酒豪の尊崇を集められた水です。
ここは地元の酒造りの方もお参りされ、崇められているそうで、「酒の泉」という名前がユニークですよね。
二荒山神社の清らかな水でパワーをチャージしよう
この二つの貴重な清らかな水を本社境内の神苑にひいてきて、「二荒霊泉」と名付けて泉を築いたといわれています。
老杉の聖域でこの清らかな水をいただき、二荒山大神の広大深重なるご神徳をえることができます。
水お持ち帰り用の入れ物も販売されていますので、二荒山神社のお土産にも喜ばれそうですよね。
近くのお休み処に『あずまや』とよばれるところがあり、ここではこの水を利用した喫茶店で地元で評判のお店です。
コーヒーやお抹茶など、ここで休めばパワーもチャージできそうな気がします。
日光の地元にも愛されるお水とそのお祭り
この水に関わるお祭りもここ二荒山神社では行われています。
日本酒などの出来栄えに感謝する「報醸祭」が開かれ、日光の醸造業者なども参列して祈りを捧げる行事が行われました。
報醸祭は二荒山神社の醸造の神として崇拝されている二荒山大神にお神酒や味噌、醤油などをお供えをして、醸造の安全とその豊穣などを祈願する行事です。
命の源である水に感謝をする大事な新年をここ二荒山神社が教えてくれているのかもしれません。
日光東照宮よりもどこか落ち着いた雰囲気のある二荒山神社に立ち寄った際には、ぜひこの水を見つけてくださいね。
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