日光東照宮のシンボルである神橋へ・・・
東武日光駅から徒歩20分ほど、にぎやかな商店が軒連ねている先に神橋はあります。
ここはよく写真などにも使われる場所で、赤い橋がとても印象的です。
近くには日光屈指の老舗ホテルである金谷ホテルなどもあります。神橋へアクセスをするのであれば、このあたりは少し道も混みやすいので車よりも徒歩の方がお勧めです。
神橋とは・・・
橋の下を清らかに流れる川は大谷川の清流で、この清らかな水を見ていると日光には確かにおいしいお酒がたくさん製造されているので、その理由がなんとなくわかるような気がするのです。
この橋は日光の神聖な橋としても知られており、近年のパワースポットのブームをうけてか多くの女性客が訪れていました。
これはアーチ型の木造造りの橋であり、その構造から山口県の錦帯橋、山梨県の猿橋と並んで日本三奇橋の一つに数えられています。
ちなみに読み方は『しんきょう』といいます。赤い朱塗りの橋はまさに日光に山深い景色の中にインパクトを与えてくれています。
神橋の言い伝えとは・・・
勝道上人が日光を開山するときに、大谷川に道を阻まれ、そこで祈りを捧げ神の助けを求め、空を見上げてみると、雲の中から深沙王(じんじゃおう)が蛇を放ったといういわれがあります。
蛇のうろこに山菅が生えていたことから、この橋が渡りやすくなったといわれ、『山菅の蛇橋』とか『御橋』ともよばれることがあります。
神橋の歴史
神橋ははじめのころは「はね橋」の形式ですが、江戸時代に日光東照宮の造営がはじまり、それをきっかけに日光の玄関口としてふさわしい造りにしようと、橋の脚を補強がされました。
残念ながら、その当時の橋は明治時代の洪水によって流されてしまい、明治37年に再建されたものが現在のかたちとなっています。
1950年には国の重要文化財に指定され、世界遺産にも登録をされたことでこの橋は大切に守られています。
神橋の楽しみ方
とても大きい橋ではなく、ここはどちらかというと見て楽しむという要素も多いに含んでいると思います。
派手すぎない朱塗りの赤い橋が、日光の玄関口として出迎えてくれます。
幾年もの年月にわたって日光をまるで門番として、守り続けたその力強さがこの橋の魅力なのかもしれません。
日光東照宮の中に足を運ぶ前に、ぜひここ神橋も見ておきたいところです。清らかな川の流れと赤い神橋が重なりあう光景は見ごたえがありますよ!
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