北口本宮冨士浅間神社は吉田口登山道の出発点
実は富士山のメジャーな登山口である吉田口登山道の出発点は、「北口本宮冨士浅間神社」の中にあります。
ここ北口本宮冨士浅間神社は、富士山の大噴火を恐れた住民の不安を安らげるために、788年にその火山を鎮護の神として祀られたのが木花咲耶姫であり、これがこの浅間神社の起源とされています。
今回はそんな登山口に通じる北口本宮冨士浅間神社の参道についてご案内をしていきたいと思います。
北口本宮冨士浅間神社の参道とは・・・
参道の入り口は国道138号沿いに位置しており、この国道はかなりの交通量がありとても賑わいをみせていますが、そこから一点中に入ると参道はとても厳かで静かな雰囲気が漂っています。
車でのアクセスの場合は、参道を歩くことなく鳥居から本殿に入ることができますが、少し遠回りでも車でのアクセスの場合でも参道を歩くことをおススメします。
ここの参道は樹齢300年以上の杉やヒノキがうっそうとあたりを覆っており、とても幻想的な空間を造りだしています。
更にいえば歴史を感じさせる苔に覆われた石灯籠が等間隔でたちならんでおり、参道に一層の趣を促しています。
周囲に緑がたくさんおおわれていせいか、木々の間から差し込んでくる太陽の光がやさしく参道に差し込んできます。
北口本宮冨士浅間神社の本殿にアクセスする荘厳な雰囲気を味わってみてください。
参道を歩くと不思議と雑念が消えて、森林浴をしながらゆっくり呼吸をしているととても清々しい気持ちになれます。
参道は神様が歩く道・・・その意味がなんとなく理解できるような気もちになってきます。
参道の先にあるものとは・・・
参道を歩いていくと、鳥居がみえてきてその前に小川が流れています。
この鳥居の前の小川は禊川とよばれるもので、ここのお水で手を清めれば、どこか気持ちも引き締まって、まさに参拝前の心の準備ができそうな気がするものです。
とても冷たい水が富士山の清水であるとともに、なんだか心が凛とするのが不思議なものです。
とても清らかな美しい水のせせらぎ、そして大きな鳥居がみえてきます。
これは、「富士山大鳥居」です。
なんとこれは高さが18メートルもある、日本の全国の木造建築の鳥居の中では最大級の大きさを誇る鳥居とされています。
ちなみにこの鳥居は60年に一度は立替がされているのだとか。
参道の終わりに出会うこの北口本宮冨士浅間神社の鳥居は、なんともいえない重厚感があります。
ここが本殿の入り口であり吉田口登山道の入り口でもあります。
登山者はその安全を祈願して本殿にお祈りをした登山をしている人たちがたくさんいました。
ぜひ北口本宮冨士浅間神社の参道を歩いて、自分自身と向き合ってみてくださいね。
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