モト旅行会社勤務が語る!日本の世界遺産の楽しみ方

世界文化遺産にも登録をされた浅間神社

浅間神社

 

世界遺産・富士山の麓には浅間神社とよばれるたくさんの神社があり、さらに全国にも浅間神社はたくさんあります。

 

今回はそんな富士山と浅間神社についてご案内をしていきたいと思います。

 

富士山の周辺にある浅間神社は、「富士山−信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産の一部として世界文化遺産に登録されています。


富士山信仰には欠かせない浅間神社

 

富士信仰は別名浅間信仰ともよばれ、富士山を神と見立て山岳信仰、崇拝の対象とすることを指します。

 

古来から富士山は山岳信仰の対象でもあり、その日本一高い霊峰として恐れ敬い、日本人が崇めてきた原点が確かにここにあるのです。

 

そこで富士山への信仰の核としての役割を果たしていたのが、浅間神社であり、たとえ富士山から遠い場所にあっても、全国の浅間神社を拝むことで富士山を参拝することができ、日本人にとっては特別な神社でもあるのです。

全国の浅間神社の総本宮とは・・・

浅間神社

 

浅間神社は、静岡県および山梨県を中心として全国に約1300社あるとされています。

 

浅間神社の本宮を富士山本宮浅間大社としています。

 

そのため富士山本宮浅間大社の規模はとても大きく、本宮の境内の広さは約17000坪もあるというから驚きです。

 

なぜここが起源となっているかといえば、「富士本宮浅間社記」に富士山が大噴火をした際に周囲の町は荒れ果てた状態が続き、この状況を改善しようと浅間大神を祀り、参拝をした結果、噴火がおさまったという言われがあります。

 

富士山を鎮めるため浅間大神を祀ったには、ここ富士山本宮浅間大社が最初であったため、ここが総本宮とされ、全国にある浅間神社の起源ともなっています。


浅間神社の主祭神とは・・・

富士山

 

浅間神社の主祭神とは木花之佐久夜毘売命(このはなのさくやひめ)とされ、別名浅間大神といわれています。

 

とても美しい姫であったといわれ、火の中で出産したという伝説があり、火の神とされたことから、「火に強い神」「火を鎮める神」として、富士山の信仰の対象の神とされています。

 

荒ぶる富士山への鎮火を願う神として、今日も多くの人達から親しみを受けています。

 

世界遺産に富士山が登録をされた今、この美しい姿をずっと後世にも輝いていられるように、私たち一人ひとりが心がけなければならない時がきたのかもしれません。

 

日本でもっとも美しい富士山と、富士山本宮浅間大社は、私たちの誇りであり、美しい木花咲耶姫は日本人の憧れでもあります。

 

木花咲耶姫は線結びの神様としても知られているので、浅間神社でお願いをすれば叶えてくれるかもしれません。