古くから神聖な場所として親しまれてきた下鴨神社の歴史と糺の森とは・・・

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下鴨神社

京都の下鴨神社の正式名称は「賀茂御祖神社」といい、京都を流れる鴨川と高野川に挟まれた場所に位置しています。

京都は鴨川を中心に町が開けていることから、鴨川の下流に祀られている社というところから「下鴨さん」とか「下鴨神社」とよばれて親しまれるようになりました。

御祭神は玉依媛命と賀茂建角身命であり、賀茂建角身命は古代の京都の山城を開かれた神さまです。

山城の国一宮として京都の守護神であり、平安京が造営される際にもまずはじめにここ下鴨神社に祈願された由緒正しき神社としても知られています。

それ以来、国の平和、国民の平安を祈願する神社として多くの参拝客が訪れています。

玉依媛命の子供である「賀茂別雷大神」は上賀茂神社の御祭神で、下鴨神社と共に賀茂神社と総称され、京都三大祭りの一つである5月に行われる葵祭は両社で催され、京都の町がにぎわいをみせる一大イベントです。

葵祭は平安時代には祭りといえば葵祭のことを去るほど有名なお祭りであり源氏物語や枕草子にも登場します。

下鴨神社

下鴨神社はとても古く平安京が造営される前から神聖な場所として人々から崇拝されていたと考えられており、紀元前90年に神社の修繕が行われた記録も残されているほどです。

ただしはっきりとしたはじまりは諸説ありわかってはいないのですが、社殿が造営されたのは西暦450～500年頃と考えられており、天武天皇の時代の677年が有力な説とされています。

平安時代以降になると、国民の平安を祈願する神社として親しまれるようになり、国民の平安を祈る神社として「賀茂斎院の制」「式年遷宮の制」などが定められました。

氏も賀茂神社は現在では、国家国民の平穏無事をご祈願する守護神であり、厄除、縁結や心願成就など人々の暮らし見守っています。

下鴨神社

下鴨神社の広大な敷地は「糺（ただす）の森」の北側に位置しており、下鴨神社の参道はここ糺の森を横断しており、縁結びの木など数々の伝説が残されている場所です。

緑がとても豊かなできれいな小川が流れ、とても清らかで落ち着く心が凛とする場所です。

糺の森は国史跡に指定されており毎年5月3日には「流鏑馬」が行われます。

「糺の森」に位置する下鴨神社の広大な境内には本殿（国宝）2棟や53棟の重要文化財社殿が並び、往時の時代をしのばせています。

ぜひ糺の森の自然の息吹を感じながら、じっくりとこの静寂な下鴨神社を思いのまま楽しんでみてくださいね！

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