モスグリーンの苔の絨毯が感動的！西芳寺（苔寺）でその神秘を感じよう！

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京都の世界遺産に登録をされている「西芳寺」、通称苔寺は、そのまぶしいばかりに輝く苔の美しい庭園が訪れる者を魅了しています。

どこか夢の国にでも迷いこんだかのように美しいモスグリーンの織り成す庭園は、まさに感動の連続です。

今回はそんな西芳寺（苔寺）についてご案内をしていきたいと思います。

西芳寺という名前を持ちながら、苔寺と呼ばれるのは、約120種の苔が境内を覆い、見事な苔のじゅうたんが敷かれているような美しい景観からこの名前がつけられました。

まるでふかふかの絨毯の上を歩いているようで、とても気持ちがいいものです。

西芳寺（苔寺）は臨済宗の寺院で、山号を洪隠山と称しています。

本堂には、堂本印象の筆による襖絵があり、本尊阿弥陀如来が安置されています。

開山は行基、中興開山は夢窓疎石です。西芳寺（苔寺）は応仁の乱の際に建物のほとんどが焼失をしてしまい、更には江戸時代にも二度にわたる洪水によって、枯山水であった庭園も流されて荒廃してしまいました。

今日のように苔寺として生まれ変わりはじめたのは江戸時代末期といわれ、明治の終わり頃には完成していたものと考えられています。

ここに苔寺としての庭園が造られたのは、近くに川があり苔寺としての管理がしやすいという地理的要因が大きいとされています。

現在では、西芳寺（苔寺）の庭園は国史跡・国特別名勝に指定されています。

西芳寺はかつては誰でも自由に拝観ができましたが、現在では一般の拝観を中止しており、事前に往復はがきによる申し込みが必要となっています。

おそらく無制限に拝観者を入れないのは、この美しい苔の保護する目的があるに違いありません。

そして拝観の際にはまずは写経をしてココロを清めてから、苔の庭を見学することが可能となっています。

実は西芳寺（苔寺）は梅雨のシーズンがもっとも美しいといわれており、雨が降ると苔もよく成長し、そして苔に雨のしずくがついて輝いている光景も美しいものです。　

西芳寺（苔寺）の境内の東側に黄金池を中心とした苔の庭園があります。

庭園は二段に分かれていて、下の段の心字池が中心となっており、池泉廻遊式庭園が四つの島があります。

一方上の段は枯山水の庭園になっており、二つ楽しむことができるのも西芳寺（苔寺）ならではといえるでしょう。

とても幻想的で、太陽の差し込む光の加減、気候条件などによって二つとない奇跡的な光景が楽しむことができます。

ぜひ西芳寺（苔寺）を訪れてその神秘と感動的な瞬間を楽しんでみてくださいね。

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