京都の山間にたたずむのどかな景色が堪能できる高山寺とは・・・

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高山寺の入り口

京都の世界遺産・高山寺は京都駅からバスで一時間ほどの場所にあります。

「栂ノ尾」で下車をして徒歩5分ほどのところにあります。

京都駅周辺の賑やかな光景とは異なり、とても静寂な空気と、山深い涼しい光景がまた京都のよさを再認識する瞬間でもあります。

高山寺は高雄ある寺院で、鳥獣人物戯画の絵巻が有名であり世界遺産に登録されているお寺です。

特に今日との紅葉の名所としても知られており、豪華絢爛というよりも山間の中にたたずむ赤色の紅葉がアクセントとなっていて、その静けさの中にたたずむ紅葉もまたここのよさでもあります。

バス停『栂ノ尾』で下車すると、栂尾山、槙尾山、高雄山と並び三尾の名刹として知られ、京都屈指の紅葉の名所です。

山の中に美しい清滝川が流れどことなく情緒あふれる光景となっています。

紅葉の季節はもちろん、新緑のころの高山寺もさまざまなグリーンが楽しめるのでおススメですし、ここは京都駅から離れた山里でもあるので、混雑も避けることができます。神護寺や西明寺とともに紅葉を楽しんでみるのもおススメです。

高山寺の門

京都駅からは、車ですと30分ほどで到着しますが、駐車場が満車の場合は他の駐車場が高山寺より離れてしまう可能性があるので、時間はかかりますが、できれば京都駅からバスでアクセスをした方がよいでしょう。

また高山寺はその山間にたたずむお寺から少し急な階段や山道が多くあるので、できるだけ歩きやすいスニーカーなどの方がよいです。特に雨上がりのときなどには注意が必要です。

高山寺の境内の中

13世紀初めに明恵上人が再建した寺院で、その起源は奈良時代と伝えられますが、実質的には鎌倉時代に開創したといわれています。

明恵上人が1206年に後鳥羽上皇からこの栂尾の地と「日出先照高山之寺」の額を下賜されことが高山寺の起源と考えられています。

その後何度となく火災などの被害にあい、鎌倉時代の建造物としては石水院を残すのみとなっています。

石水院は国宝にも指定されており、明恵上人の住居跡としても伝えられています。

茅葺のシンプルな佇まいでありながら歴史を感じさせる建物は、鎌倉時代の建築を物語っています。

境内の中がとても広く、勾配名急な坂や階段が幾度となくありますが、だんだんと森の中を散歩しているような気分になってきて、京都の自然を感じる心地よい時間でもあります。

たまに聞こえてくる小鳥のさえずりや川のせせらぎなど、静かな心地よい空間であるからこそ味わえる醍醐味がここ高山寺にはあるのです。

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