奈良・春日大社とは・・・
奈良県にある春日大社は世界遺産に「古都奈良の文化財」の1つとして登録されています。
春日大社は深い森の中の緑色と朱塗りの柱がどこか印象的で、その色使いが美しいものです。
また境内の中の燈籠もどこか情緒あふれる光景で、のどかな奈良の大自然とよくマッチしていてとてもいいものです。
春日大社で『福の神12社めぐり』をして運気アップしよう!
春日大社とは、その歴史は奈良時代からはじまり数多くの摂社と、その周囲をとりまく原始林が世界遺産として登録をされています。
春日大社にはその敷地面積の広大さから四柱の神様のほか摂社・末社としてあわせて六十一社があります。
中でも奥の院参道沿いに鎮座する十二社の神様は、特に崇められ、『福の神12社めぐり』として参拝者は後を絶ちません。
今回は福の神12社めぐりと、その中でも一際パワースポットされている夫婦大国社についてご紹介していきたいと思います。
『福の神12社めぐり』をするには・・・
『福の神12社めぐり』にはまず夫婦大国社で受付けをします。
実はそこでいただけるのが『玉串札』とよばれるものです。
『玉串』とはお米、神酒などと同様に神様にお供えするものですが、『玉串』を神様に捧げて拝礼することから特別な意味を持っています。
尚、受付時間は午後15時まで初穂料は1,000円になります。
まずは社を巡るまえに人形と菅貫でお祓いをしてくれます。
菅貫はくぐると疫病をまぬがれるとされる円形のかたちをした神社などに鳥居でもみかけるものです。
そしてそれぞれの神社に心を込めて参拝をして、各神社に玉串札を納めます。
各神社には人間が一生の間に遭遇する様々な困難から守ってくれる神々がいらっしゃいます。
中でも一際賑わいをみせているのが、夫婦大国社です。
春日大社の夫婦大国社とは・・・
夫婦大国社は、夫婦円満、良縁、福運守護の神様がいらっしゃり、日本で唯一夫婦でニ体の大国様をお祀りされている珍しい神社で、遠方からもたくさんの人がお参りにきていました。
夫婦大国社は、平安時代に出雲大社の神をお迎えしたことに始まるとされています。
大国主命様と須勢理姫命様がご神体とされており、この神社の奉納は少しユニークな神社でしゃもじを使います。
大国主命様の伴侶である須勢理姫の持ち物とされる「しゃもじ」に願いを書くと、願いを叶えてくれるという言い伝えがあるのだとか。
神社の中にはしゃもじがたくさん飾られていました。
あまり大きくない神社ですが、行列ができていてとても賑わいをみせていました。
最後に夫婦大国社で心を込めてお祈りをして、御鈴でのお祓いをしてくださいます。
お守りと十二社の御朱印がいただけるので、とてもいい記念のなりそうですよね。夫婦円満のパワーがチャージされて、なんだか清らかな気持ちになるので春日大社に足を運んだら訪ねてみてくださいね。
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