モト旅行会社勤務が語る!日本の世界遺産の楽しみ方

春日山原始林とは・・・・

奈良公園

 

春日山原始林とは、奈良の世界遺産の一つとして登録がされています。奈良の街並みを囲むように美しい曲線美を描いており、標高498m、面積約250haの広さを誇ります。

 

そのため1000年以上ものあいだ、狩猟と伐採が禁止されて、非常に大切に守られてきた場所であるとともに、春日大社の聖域でもあります。

 

春日山原始林は世界遺産だけではなく、国の特別天然記念物としても指定されています。

 

また春日山原始林は自然に対する日本人の信仰心が根付いている場所として評価をうけたころから、自然遺産ではなく文化遺産として世界遺産に登録をされています。


春日山原始林へのアクセスとは・・・

奈良駅

 

JR奈良駅からバスにのって、「破石町」下車して15分ほどのところに入口があり、もしくは奈良駅から歩いて徒歩15分ほどで春日大社に到着するので、そこから春日山遊歩道の中へもアクセスが可能となっています。


春日山遊歩道ではじっくりと自然との対話ができるのも魅力の一つです。

春日大社

 

春日山原始林をぐるっと巡って全長9.2kmの遊歩道で、比較的歩きやすい道ですが、実はここ春日山にはたくさんの自然の宝庫が隠されているのです。

 

たくさんのスギや遊歩道を覆い、奈良はお寺だけではなく、自然をも楽しむのもいいものだなと感じます。

 

うっそうとした大木を見つめ、鳥のさえずりなどに耳を傾け、たくさんの自然との対話ができる時間がここにはあるのです。

 

春日山原始林の中には、天然記念物に指定されている珍しい動物など、たくさんの生き物たちと出会えることも魅力の一つです。

 

常緑広葉樹やシダ類など約800種類もの木々、そして、昆虫、鳥類の動物も豊富に生息しています。

 

市街地にこれほどまでに原生林が存在しているのは極めて貴重なのだとか。

 

新しい奈良の魅力を再発見できる場所です。

 

また遊歩道の一部には風情溢れる石畳の道「滝坂の道」など、古来の日本にタイプスリップしたかのような原風景も残されている歴史が感じられるのもここ春日山原始林の魅力の一つです。

 

特に旧柳生街道にはところどころに石仏が見ることができ、そのどこか安らぎを与えてくれる道でもあります。


奈良の新しい魅力とは・・・

 

実はここ春日山原始林までは奈良駅から比較的すぐにアクセスできるのにもかかわらず、春日大社や東大寺に比べれば知名度は少し低いかもしれません。

 

初心者でも比較的歩きやすい道なので、自然も史跡も楽しめる春日山原始林をぜひ堪能してみてください。きっと新しい奈良の魅力に出会えるでしょう。

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