1998年に文化遺産に登録された古都奈良の文化財は、東大寺、興福寺、春日大社、春日山原始林、元興寺、薬師寺、唐招提寺、平城宮跡から構成されています。
登録された文化遺産に大半は平城京と深く関わりを持っており、奈良時代の文化や思想がその歴史的建築物から垣間見ることができます。
奈良駅や奈良公の周辺に世界遺産が多くあるので歩いて散策できるのも魅力的であり、自然と調和した景観や平城京などの遺跡やその復元などもまた興味深い点でもあります。
また当時の政治的な背景もその歴史的文化財には色濃く反映されており、中国大陸や朝鮮半島などの影響を受けており色鮮やかな装飾などのも残されています。
その後の時代にも多いに影響を与えた古都奈良の文化財は、のんびり、じっくり散策したい場所であります。
奈良県にある春日大社は世界遺産に「古都奈良の文化財」の1つとして登録されています。春日大社は深い森の中の緑色と朱塗りの柱がどこか印象的で、その色使いが美しいものです。また境内の中の燈籠もどこか情緒あふれる光景で、のどかな奈良の大自然とよくマッチしていてとてもいいものです。
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奈良にある薬師寺は古都奈良の文化財の一つの構成資産として、世界文化遺産に登録をされています。薬師寺は法相宗の大本山で、創建当時は藤原京に建てられていましたが、平城遷都に伴い現在の地に移された変遷があります。薬師寺は680年に天武天皇が発願をし、持統天皇によって本尊開眼され、文武天皇の時代に完成されま...
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奈良県にある平城京は、特別史跡であり、また1998年に世界遺産「古都奈良の文化財」の構成資産の一つとしても登録されています。世界遺産、平城京ができたのは西暦710年で、今から約1300年前に造られた都です。平城京を中心に栄えていた時代を奈良時代といい、律令国家としての仕組みも確立していった時代でもあ...
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奈良公園の敷地内には東大寺、春日大社をはじめとするたくさんの世界遺産の構成資産があります。その広大な敷地面積は660ヘクタールに及び、奈良の貴重な歴史的文化遺産、それを保存するための施設と奈良の豊かな自然が共存する歴史公園なのです。一年間に1300万人もの人が訪れ、鹿などをはじめとする動物にも合える...
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春日山原始林とは、奈良の世界遺産の一つとして登録がされています。奈良の街並みを囲むように美しい曲線美を描いており、標高498m、面積約250haの広さを誇ります。そのため1000年以上ものあいだ、狩猟と伐採が禁止されて、非常に大切に守られてきた場所であるとともに、春日大社の聖域でもあります。春日山原...
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奈良公園の敷地面積は660ヘクタールにもまたがり、敷地の中には貴重な文化遺産が点在しています。特に大仏で有名な東大寺、五重塔がシンボルの興福寺、縁結びとしても親しまれている春日大社や、その歴史的建造物を保存するための博物館などもあります。この歴史的建造物と自然が共存する奈良公園は、他に類をみない特色...
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興福寺は法相宗の大本山として知られ、その前身は飛鳥の「厩坂寺」であるというから少し意外な気がします。710年、平城遷都の際に、藤原不比等が飛鳥にあった厩坂寺を移築したことがその前身にあたります。実はさらに遡ると、天智天皇時代の「山階寺」が起源となり、山階寺は藤原鎌足の妻、鏡大王が病気平癒を祈願して6...
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奈良駅からは世界遺産である、春日大社や春日山原始林、さらには東大寺など、ほとんどが歩いて散策できるのが奈良の遺産の魅力ともいえます。実は世界遺産の奈良には、世界遺産の建築物とぜひ一緒に散策をするのにおススメの場所があります。奈良駅からも近く、世界遺産に登録をされている元興寺もあるならまちという場所で...
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近鉄奈良線近鉄奈良駅から徒歩15分、奈良公園の中を散策しているととても重厚感のある建物が見えてきます。このあたりは興福寺、春日大社、東大寺など世界遺産の宝庫であり、さらに歴史的な知識を深めたい方にはおススメなのが、奈良の屈指の人気の博物館である奈良国立博物館です。奈良国立博物館とは、明治28年につく...
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古都奈良の文化財は、東大寺や春日大社、興福寺や薬師寺など歩いて散策すればたくさんの世界遺産に出会えることも、奈良の世界遺産の魅力ともいえます。今回は役所の特別な遺跡でもある平城京跡についてご案内をしていきたいと思います。そしてなぜ奈良のこの地に平城京跡は遷都をされたのでしょうか。様々な諸説とともに奈...
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奈良の世界遺産に登録をされている平城京において、朱雀大路に向かって開く平城宮の正門といえば朱雀門です。朱塗りの門が非常にインパクトがあり、かつての栄えていた時代の入り口を現世に伝えています。今回はそんな平城京の正門・朱雀門についてご案内をして行きたいと思います。朱雀門とは奈良時代の平城宮の正門として...
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世界遺産に登録をされている奈良県・東大寺の大仏は修学旅行などでも、メジャーな観光地として親しまれています。今回はそんな東大寺の魅力とその歴史についてご案内をしていきたいと思います。東大寺の始まりは、728年、聖武天皇が皇太子供養のため建立した金鐘寺がはじまりとされています。聖武天皇は、当時の疫病や、...
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1998年に古都奈良の文化財に世界遺産に登録をされた構成資産は全部で8つから成り立っています。登録地域の面積は、構成資産 約620ha、それを保護する緩衝地帯は約2500haととても広大な範囲に及んでいます。そこにある東大寺、春日大社、春日山原始林、興福寺、元興寺、薬師寺、唐招提寺、平城宮跡の8つの...
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東大寺を訪れ、最大のハイライトである大仏を見に行こうと大仏殿へ足を運ぶべく通る門は南大門です。その壮大なスケールには心を奪われるほどの力強さ、東大寺の歴史を見守ってきたその誇りさえも感じる光景です。その南大門を通ってみると、中に大きな仁王像がいることに気づくことでしょう。現在の南大門は1199年に上...
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奈良の興福寺は世界遺産に登録をされていて、今ではその五重塔が奈良のシンボルとなっていますが、実はその歴史的変遷はさまざまありました。今回はそんな興福寺の歴史的危機と、その危機を乗り越えてきた興福寺の歴史について考えてみたいと思います。興福寺は創建以来たびたび火災にあってきましたが、中でももっとも印象...
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東大寺を訪れると、最大のハイライトである大仏殿へ足を運ぼうとすると、誰もが足を止めてその重厚感のある造りの南大門に、たくさんの観光客が見入っている光景をみかけます。この南大門は鎌倉時代に再建されたもので、東大寺の中でも唯一鎌倉時代の威容を現代へと伝え、非常に歴史的な解明をする上でも重要な門とされてい...
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奈良駅から歩いて15分ほどのところに春日大社があります。奈良公園を抜けて鳥居を潜ったその先にあるのが春日大社です。春日大社の中を歩いていると、たくさんの燈籠があり、それは春日大社のシンボルでもあります。今回はこの燈籠についてご案内をしていきたいと思います。
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奈良駅の近くには昔の町並の面影をとどめる「ならまち」とよばれる、とても趣のある家やお店が軒を連ねている場所があります。そしてその中の一角に、元興寺の極楽坊とよばれる場所があります。奈良の世界遺産いえば、東大寺や春日大社を思い浮かべがちですが、少し静かな佇まいの元興寺の極楽坊もまた個性的で、味わい深い...
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奈良の世界遺産に登録をされている唐招提寺は、南都六宗の一つである律宗の総本山です。数々の苦難を乗り越えて、来日を果たした唐の高僧鑑真によって建立されました。今回はそんな唐の高僧鑑真の来日と唐招提寺について考えてみたいと思います。唐招提寺は、唐の高僧鑑真によって759年に建てられました。鑑真はもともと...
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東大寺の大仏殿はまさに東大寺のハイライトともいうべき観光スポットです。畏怖堂々たる構えが奈良時代の歴史を現代へと伝えているようで、とてもインパクトのある光景です。今回そんな東大寺の大仏殿についてご案内をしていきたいと思います。この世界一の木造建築ともいわれる大仏殿は、間口88m、高さ47m、奥行50...
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春日大社は今から1300年前、平城京に遷都がされた際に、藤原不比等が日本の繁栄と国民の幸せを願って藤原の氏神とされる武甕槌命を茨城県の鹿島神宮から呼び寄せられた事からはじまります。平城京の守り神として三笠山に祀られた藤原氏の氏神とは、四つの神が祀られています。氏神とは一族の祖先として祭る神の事をさし...
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奈良の東大寺を訪れると、わが国最大の山門ともよばれる南大門が見えてきます。大仏殿にふさわしく重厚感のあるつくり、厳しい強面の阿形吽形の金剛力士立像が安置されていて、とても歴史を感じる門です。シンプルな色使いのある門でありながら、歴史を感じる古めかしさがまたとても趣のある光景を作り出しています。この大...
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1967年、平城宮東張出し部の南東隅に大きな庭園の遺跡が発見されました。東西に80メートル、南北に100メートルを誇る広大な敷地は『続日本紀』にみえる「東院」にあたることから、発見された庭園は「東院庭園」となづけられました。平城宮は他の日本古代の宮殿の特徴とは異なり、東の張出し部を持ちます。この南半...
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