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高野山の奥の院とは・・・

高野山

 

高野山の奥の院を訪れると、その空気の違い、雰囲気の違いにどこかココロが凛とする方も多いことでしょう。

 

奥の院は高野山の信仰の中心であり、弘法大師さまが御入定されている聖地とされている場所です。

 

そのため今でもその名残を受けて、ただならぬ空気がここには確かに流れているのです。

 

今回はそんな高野山の奥の院についてご案内をしていきたいと思います。

 

高野山は今から約1200年前の896年に弘法大師(空海)によって開いた真言密教の修行道場であり、高野山真言宗の総本山です。

 

ここ奥の院はこの開祖である弘法大師空海が眠る場所であり、入定された後に弟子たちによって奥の院はつくられました。


奥の院への参道とは・・・

高野山

 

高野山の奥の院へのルートは、中の橋と一の橋とのルートがありますが、少し時間はかかりますが、一の橋から参拝することが一般的となっています。

 

御廟とよばれるところまでは約2キロありますが、ここはおよそ20万基を超える歴史的にゆかりのある諸大名の墓石や、祈念碑、慰霊碑の数々がたてられています。

 

 

また同時に樹齢千年を超えるたくさんの杉木立の中に立ち並んでおり、とても厳かな雰囲気が漂っています。


結界とよばれる橋とは・・・

 

参道を抜けると一つの橋が見えてきます。これは御廟橋とよばれここから高野山の霊域に入ったことを意味しています。

 

つまり奥の院の中でもここからがもっと厳かな場所といってもよいのかもしれません。

 

この橋を渡るときは、身なりを整えて、礼拝して、清らかな気持ちで霊域に足をふみ入れます。

 

この橋は、36枚の橋板と橋全体を1枚として37枚と数え、金剛界37尊を表していると言われています。

 

ここの橋を渡ると、奥の院のただならぬ空気が増しているような気持ちになって、気持ちがスッとしてくるから不思議なものです。

御廟橋を通って燈籠堂へ到着!

高野山

 

長い参道を抜けると歴史的な建物が見えてきます。

 

これは高野山第二世真然大徳によって建立されたものです。その後藤原道長によって西暦1023年(治安3年)に現在に近い大きさの燈籠堂が建立されました。

 

堂内正面には、1000年燃え続けていると言われる二つの「消えずの火」があります。

 

ここでは高野山のお守りやご祈祷なども販売がされています。ここはパワースポットとしても話題を集めている場所でもあるので、是非という方はここのお守りのご利益をいただくのもよいのかもしれません。


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