斎場御嶽とは・・・
斎場御嶽は琉球最大の聖地として、古くからその厳かな雰囲気は琉球の人たちの中に根づいており、今もなお、地元の方たちに守られている聖域でもあります。
中でも大庫理・寄満・三庫理は琉球と同じ名前をもっており、首里城との深い関係がうかがえます。
そして、ここ斎場御嶽からのぞむことのできる神の島、久高島は今もなお神秘的で距離は近いのに、どこか神に近いような存在を呈しています。
琉球王国時代には、国家的な大切な行事の際には、聖なる白砂を久高島からわざわざ運び入れて、それを御嶽全体に敷きつめていたともいわれています。
今回はそんな久高島へアクセス方法についてご案内をしていきたいと思います。
久高島へのアクセス方法とは・・・
本島南部を走る国道331号線から少し入ったところに、久高島への港である安座真港は位置しています。
那覇市内からですと車で50分ほどですが、那覇のバスターミナルからでもバスで港までアクセスができます。
但し本数が少ないので事前によく調べておいた方がよいでしょう。
斎場御嶽からも港までバスか徒歩でアクセスが可能です。
徒歩ですとひたすら海岸線沿いの道を降りていきますが、国道で車もかなり通るのでできればバスの方がよいでしょう。
いざフェリーに乗って久高島へ
沖縄南部、知念半島の東方約5.5kmの太平洋上に位置する細長い島で、アマミキヨがはじめに降り立った地とされる五穀発祥の地でもあり、神の島として崇められている島です。
高速船とフェリーは一時間おきにでており、予約をしていなくても乗船が可能です。
フェリーであれば車での移動も可能ですが、久高島はレンタサイクルや、徒歩でも十分に楽しめます。
レンタサイクルや徒歩の方が、久高島でたくさんのことに気づき発見する喜びもあるので、より一層その魅力に気づくことができるのでしょう。
斎場御嶽と久高島の関係から読み解く神秘の島
斎場御嶽から久高島は神の島として崇められていたことが、示しているように、久高島にある木、石、葉、砂・・・などその一つ一つに神が宿るとされています。
そのため、どんなにきれいなものであってもそれを島外へ持ち出すことは禁止されています。
知らずに持ち帰ってしまうと、不幸が続いたり、身の回りでよくないことが起こるとされています。
つまり久高島はリゾートのような島ではなく、聖域であることをよく理解して島に渡ることが大切です。
特別な社もなければ、特別になにか観光地があるわけでもありません。
それでもここ久高島に足を運べば、何もないけれども何かがある・・・それは私たち自身の気づきと心に託されているのかもしれません。
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